2017年3月1日より、
anoanoギャラリーは、当面休館となりました。

ano ano galerie 音楽堂ano ano

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〈始まりのギャラリー〉

日本神話において私たちの住むこの島国は、二柱の神、イザナギとイザナミによって創られた。二柱の神が天空より矛を使い渾沌をかき混ぜているとき、その矛から滴り落ちたものが積もって島となり、次々と周辺へと広がり、この島国は生まれた。その「始まり」の一滴。それは「始まりの種」である。

ギャラリーの名前を決めかねているとき、オーナーの友人であるマーニー・デューガン氏から頂いたのが「ano ano」という言葉である。これはハワイ語で「種」を意味し、ハワイに古代から伝わる英知、文化、神話を伝える“マナカード”の中で、「思考・意思のちから」を司っている。私たちの中にある思考は 「始まりの種」であり、やがて成長して現実となる。全ての始まりは私たちの中にいつもある。
「ano ano galerie」は、訪れる人すべての中に存在する「始まりの種」の成長を促進し、それぞれの個性を最大限に実らす畑の様な場所としてありたい。

〈個性と無個性の共存〉

殆どの人がアートを観る場所として思い浮かべる白い空間。この「ホワイトキューブ」と呼ばれる空間はニューヨーク近代美術館(MoMA)を先駆けとし、様々な表現の作品の収集と展示を目的とした無個性空間である。現在においてもこの無個性空間が美術館の主流であり、それは個人経営の画廊やギャラリーにおいても例外ではない。
その場でしか成立しない体験を提供する「サイト・スペシフィック」な空間。半永久的に展示される芸術作品と建築空間が一体となることで、場所の固有性を高め、これまでの収集・展示することを主な目的とする無個性空間との差別化を図る。30㎡ほどの空間の床に円を中心として放射線状に幾何学が広がっていく。

失った固有性とホワイトキューブとしての機能を併せもつニュータイプのギャラリーの誕生が、多くの「始まり」を創りだしていくことを願っている。