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INTERVIEW

重松 壮一郎(ピアニスト) Maia(ベリーダンサー)

Interview with Soso & Maia

Title「旋回する私たち − ベリーダンスとピアノのコンサート −」


ピアノとダンス。音と肉体が共鳴しあい、旋回するダンスが観る者たちに、森羅万象の絶えまない回転と循環を示し、自身の中心軸があらゆるものへと繋がっていることを再認識させる。再びの共演となるベリーダンサーのMaiaとピアニストの重松壮一郎。二人のつくりあげる新たな世界に私たちは何を感じ、何を思うだろうか。

—— ベリーダンスとピアノという異なったジャンルの表現の融合はどのように創られているのですか?

重松)僕たちは綿密な打ち合わせやリハーサルといったものを行ったことがほとんどありません。いつもどちらかと言えば、その場その瞬間の刹那的な表現のぶつかり合いの中で、互いに触発されカウンターとしての自己の表現が相手の表現を纏うようにめまぐるしく変化し、共鳴していきます。その過程の集積が1つのコンサートのアウトラインになっている感じです。

——なるほど。創りすぎず即興だからこそ、このジャンルの異なる表現の融合がうまくいくのかもしれませんね。今から本番が楽しみです。では次に、Maiaさんにお聴きしますが、今回のテーマの一つでもある旋回舞踏とはどういったものですか?

Maia)旋回舞踏は、トルコのイスラム教のイスラム神秘主義の宗教行為の一種です。白いスカートを纏った信者達が一身に回転します。回転は宇宙の運行を表し、回転することで神と一体化すると考えられています。
今回は、旋回し続けることで一種のトランス状態へと身体と精神を導き、その過程で内にため込まれたエネルギーをベリーダンスとして解放します。
参加者の方々には、私の旋回する姿と重松さんの即興演奏の中で、一種の追体験と共に、自身の身体がこの宇宙の様々なものと繋がっていることを感じて頂けたら幸いです。

——ありがとうございます。それではコンサートの簡単な構成と今後の活動などを、お聴かせ頂いてインタビューを終了とさせて頂きます。

Maia)今回のコンサートの構成としましては、二人のセッションとソロ、休憩をはさんだ2部構成になると思います。今後の活動としましては・・・。(2人、目をあわせて苦笑い)
重松)二人のセッションの仕方もそうなのですが、あまり次のことや先のことといったものは考えたことが無いです。どちらかと言えば、その一瞬を大切にし、大きな流れのようなものの中で自然と道がみえてくるといった感じですかね。
ただ一つ思うのが、色々な国や地域、場所や空間で演奏をしてみたいですね。
そこにしかない音や色、匂いなど万物のつながりの中で、つぶさに感じ取ったものをそのままの鮮度で、多くの人々に届けていきたいと思います。

旋回舞踏とは
イスラム教のイスラム神秘主義(スーフィズム)であるジャラール・ウッディーン・ルーミーによって開基されたメヴレヴィー教団(日本語では旋舞教団といわれる)の信者達がスカートをはき音楽にあわせて、くるくると回転し踊る宗教行為である。これは祈りの手段であり、回転は宇宙の運行を表し、回転することで、神との一体を図るというものである。教団の中心地はルーミー最期の地であるトルコのコンヤにある。

Maia (ベリーダンサー/セラピスト)
http://ameblo.jp/nikohako
Hayati主宰 HARIR ORIENTAL DANCE COMMUNE所属インストラクター。ダンサーネームはローマ神話の春を司る女神名より。
オリエンタルダンスを基礎にしながらも、音楽や場所の垣根を越え、各種イベント、パーティ、即興セッションなど活動は多岐にわたる。
また、セラピストとして、アロマテラピー、表現アートを軸としたオリジナルメソッド『スピリットマネージメント』を構築。

重松 壮一郎 (ピアニスト/作曲家/即興演奏家)
http://www.livingthings.org
即興演奏とオリジナル曲を主体としたライブを全国・海外にて年間150回近く行う「旅の音楽家」。
「生とし生けるものすべてに向けた音」をテーマにしたオリジナリティ溢れる楽曲、森に包まれたようなオーガニックな音色、その祈りの音は、ジャンルや世代を超えて、人々を魅了し続ける。
最新アルバム「tsumugi」、シングル「忘れえぬ記憶」は、iTunes Music、Amazon、Apple Music、LINE Music等にて、世界配信中。

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