音楽堂ano ano ano ano galerie

INTERVIEW

山北塾 パーカッショニスト / 山北 健一

Q.世界各国の様々な音楽、特にリズムというものを体感されてこられたとお聞きしました。その魅力的な旅のなかでも印象深かったものをいくつかお聞かせ頂けるでしょうか?
_どの旅も印象深く思い出に残っていますがまずは最初の旅、アメリカです。情報収集から始まりましたが、あっという間にコアな宗教音楽にたどりついてしまったのです。ブロンクスにあるNY在住のキューバ人コミュニティーにサンテリアという神事があり、偶然知り合ったアメリカ人の案内で、それに参加することになったのです。あまりの衝撃に現実とは思えませんでした。半日位続く儀式で半数近くの参加者がトランス状態になり案内人もとうとう白目を向いてこちらに倒れてきました。NYでの最初の音楽体験がこれですから、あとの音楽が凄くマイルドに感じました。

Q.人は個々に、心臓が刻む身体的リズムや生活の中で生まれる習慣というリズムを持っていると思います。そういった日々の中に存在するリズムと音楽の持つリズムの関係についてどのように思われますか?
_まさに今回のテーマといってもいいご質問です。だから今回は、この二つを意識でコントロール出来ないものと出来るものとに分けて考えてみました。脈拍は出来ないもの、音楽のリズムは出来るものとしてリズムに対する考え方を、お伝えしたいと思っています。

Q.今回のワークショップの一つのテーマでもある「リズム感」とはどのようなものだとお考えでしょうか?
_私は、そもそも「リズム感」という言葉そのものが存在するのか、ということも疑っています。あるいは「リズム感」のいい人ってどういう人のことをいうのか。本当にそうなのかということも検証したいと思っています。仮に存在しないとしたら条件は皆一緒ですし、存在しないものを持ってないということは、どうもおかしい。

Q.最後にこの「山北塾」を通して山北さんが伝えたい思いや今後の活動の方向性の様なものをお聞かせください。
_「リズム感が無いんです」という言葉を耳にするたびに、もったいないと思っています。そのもったいないと思う根拠や考えをお話ししたいです。また情報を共有したり、意見交換の場になることで私自身も成長し、どんどんパワフルな内容に成長させたいと考えています。今後は、参加者のやりたい気持ちを実践で体感できる内容も用意していますのでご期待下さい。リズム感コンプレックスを無くす。これが私のやりたいことです。

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